最近ではドラッグストアやスーパー、ショッピングセンター等、多くの場所で「やわらかい食品」を目にするようになりました。
当社は食生活の改善を求めている方や、医療・介護施設を退院した後も食事療法を必要とされる方へ在宅販売を行っています。安心・安全・信頼できる病院用食品(治療用食品、介護用食品)を長年にわたり医療・介護施設へ提供してきた実績をもっています。
在宅向け商品は約1400品あり、『しあわせ家族』というカタログがあります。食事制限によって食べたいものを諦めざるを得ないストレスを少しでも緩和し、再び食べる喜びを感じて頂けるような食品が掲載されています。また、もしもの時に役立つ災害対応として非常食も掲載しています。東日本大震災を皮切りに地方自治体、各団体はもちろんのこと、個人の需要も高まりました。一般の方への介護食(スマイルケア食)認知度はまだ低く、『どこで売っているのか?』『どのような食材が良いのか?』など、わからないことが多いかと思います。当社は食を通じて皆様の日々の健康を応援し、サポートしてまいります。
これまで「介護食品」と呼ばれてきたものの範囲を、噛むこと、飲み込むことが難しい方々の食品だけでなく、低栄養の予防につながる食品、日々の生活をより快適にする食品という広い領域として捉え「新しい介護食品」として整理され、『スマイルケア食』と名付けられました。
また、商品を選択する際に活用できる早見表として、『新しい介護食品』の選び方が策定されました。
「新しい介護食品(スマイルケア食)」の選び方(PDF)
参考:農林水産省WEBサイト
日常の食事から介護食まで幅広くお使いいただける、食べやすさに配慮した食品です。その種類も様々で、レトルト食品や冷凍食品などの調理加工食品をはじめ、飲み物やお食事にとろみをつける「とろみ調整食品」などがあります。ユニバーサルデザインフードのパッケージには必ずマークが記載されています。これは日本介護食品協議会が制定した規格に適合する商品だけについているマークです。 お客さまが選び易いよう、どのメーカーの商品にも「かたさ」や「粘度」の規格により分類された4つの区分を表示しています。この区分を目安にご利用に適した商品を安心して選んでいただけます。
商品のパッケージには例示のように、ロゴマークとともに区分数値、区分形状を表示しています。
下記表の「かむ力、飲み込む力」を参考に区分を選びましょう。
※かむことや飲み込むことに重要な障がいがある、または、それが疑われる場合は医療機関の専門家にご相談ください。
※「ゾル」とは、液体、もしくは固形物が液体中に分散しており、流動性を有する状態をいう。「ゲル」とは、ゾルが流動性を失いゼリー状に固まった状態をいう。
食べ物や飲み物に加えまぜるだけで、適度なとろみを簡単につけることができる粉末状の食品です。
また、ゼリー状にかためることができるタイプのものもあります。
とろみをつけることで、飲み物や食品が口の中でまとまりやすくなり、ゆっくりとのどへ流れます。
冷たくても温かくても温度に関係なく、飲み物にとろみをつけることができます。
(飲み物の温度や種類、量によってとろみのつき方が異なる場合があります)
ぱさつくものや小さく切ったものに、とろみ調整食品で"あん"やソースを作ってかけるとお食事にまとまり感をだすことができます。
※詳しい使い方は、各商品パッケージをご覧ください。
※むせるなど、食べ物や飲み物が飲み込みにくい方は、医療機関の専門家にご相談ください。
日本介護食品協議会では、とろみの状態についてメーカー間の表示を統一し、とろみのつき方を下記のように、4段階のイメージで表現しています(商品によっては3段階で表示する場合もあります)。各メーカーの商品パッケージに表示されている使用量の目安を確認の上、ご利用ください。
※飲み込みの程度や状態は人それぞれです。医療機関の専門家にご相談ください。